最強の職業
俺の名は山勘
今俺は胎動の島を離れようとしている
最強の男を目指して
島を離れる時がきた!
村の住人が一人前と認めてくれたのだ。
ガイドに職業に就くための転送先を聞かれて、迷わず答えた。
俺は剣士になる。
人のために
万人のために
俺はこの世界を救う事を誓った。
それはこの世界で学んだ事の恩返し。
今まで傷つけてしまった人達への償い。
争いの無い世界を築く事が俺のカルマ。
この村の住人は俺みたいな「はみ出し者」にも普通に接してくれた。
俺は柄にも無く、村民に礼を言って廻った。
爺さんは「フンッ まだ駆け出しの小僧のくせに生意気に礼を言いに来たか」と言った。
俺は内心むかついたが、黙って聞いた。
すると爺さんはこんな事を言った。
「大昔の事じゃ、わしにもお前と同じくらいの子供がおったんじゃ・・・。」
「あいつは自分の腕を過信しておった、愚かなことじゃ」
「あいつは・・・あいつは・・・・」
そこまで言うと、爺さんは黙りこんだ。
そして俺を爺さんとは思えない鋭い目で見つめると、こう言った。
「いいか小僧、器以上の事を欲すれば、必ず報いを受けるのじゃ。これから先は地獄じゃ。2度と後戻りはできないのじゃ・・・」
その言葉を最後に爺さんは黙ってうつむいた。
俺の決心は固い!大丈夫だ爺さん!あんたのせがれも俺が探してやるよ!
そう言い放つと俺はガイドの用意した転送装置に乗った。
島は遠ざかり、はるか上空に浮遊の大陸シィルツが見えた。
転送先はライム村。剣士の村だ。
剣士になるには捕獲されたゴーレムを倒す試験に合格しなければならない。
ゴーレムといえば、僧侶時代や芸人時代にも戦っているが、半端な強さじゃない。
固い装甲、繰り出される上半身回転攻撃、殺人マシーンだ。
だが!おれは男だ!こんなところで引き下がれない!
俺は勢いよく試験所のドアを開けると、目に付いたゴーレム目掛けて突っ込んでいった。
クローナックル+3の爪がゴーレムの木製の表面を引っ掻く!
ゴーレムの腕が容赦なく俺の体に食い込む!
必殺のコークスクリューパンチャーを何発もゴーレムに浴びせる!
無我夢中で殴る!殴る!殴る!
試験官がふいに俺を止めた。我に返って見渡すと、辺り一面に転がるゴーレムの骸。
試験官に合格かと問うと、試験官はこう言った。
「もちろん合格です。一匹でよかったのに全部倒しちゃうんだもの。また捕まえてこなきゃですよ。ははは。」
その場で剣士の称号を与えられ、木製の大剣を送られた。
俺はようやく憧れの剣士になれたのだ。
今俺は胎動の島を離れようとしている
最強の男を目指して
島を離れる時がきた!
村の住人が一人前と認めてくれたのだ。
ガイドに職業に就くための転送先を聞かれて、迷わず答えた。
俺は剣士になる。
人のために
万人のために
俺はこの世界を救う事を誓った。
それはこの世界で学んだ事の恩返し。
今まで傷つけてしまった人達への償い。
争いの無い世界を築く事が俺のカルマ。
この村の住人は俺みたいな「はみ出し者」にも普通に接してくれた。
俺は柄にも無く、村民に礼を言って廻った。
爺さんは「フンッ まだ駆け出しの小僧のくせに生意気に礼を言いに来たか」と言った。
俺は内心むかついたが、黙って聞いた。
すると爺さんはこんな事を言った。
「大昔の事じゃ、わしにもお前と同じくらいの子供がおったんじゃ・・・。」
「あいつは自分の腕を過信しておった、愚かなことじゃ」
「あいつは・・・あいつは・・・・」
そこまで言うと、爺さんは黙りこんだ。
そして俺を爺さんとは思えない鋭い目で見つめると、こう言った。
「いいか小僧、器以上の事を欲すれば、必ず報いを受けるのじゃ。これから先は地獄じゃ。2度と後戻りはできないのじゃ・・・」
その言葉を最後に爺さんは黙ってうつむいた。
俺の決心は固い!大丈夫だ爺さん!あんたのせがれも俺が探してやるよ!
そう言い放つと俺はガイドの用意した転送装置に乗った。
島は遠ざかり、はるか上空に浮遊の大陸シィルツが見えた。
転送先はライム村。剣士の村だ。
剣士になるには捕獲されたゴーレムを倒す試験に合格しなければならない。
ゴーレムといえば、僧侶時代や芸人時代にも戦っているが、半端な強さじゃない。
固い装甲、繰り出される上半身回転攻撃、殺人マシーンだ。
だが!おれは男だ!こんなところで引き下がれない!
俺は勢いよく試験所のドアを開けると、目に付いたゴーレム目掛けて突っ込んでいった。
クローナックル+3の爪がゴーレムの木製の表面を引っ掻く!
ゴーレムの腕が容赦なく俺の体に食い込む!
必殺のコークスクリューパンチャーを何発もゴーレムに浴びせる!
無我夢中で殴る!殴る!殴る!
試験官がふいに俺を止めた。我に返って見渡すと、辺り一面に転がるゴーレムの骸。
試験官に合格かと問うと、試験官はこう言った。
「もちろん合格です。一匹でよかったのに全部倒しちゃうんだもの。また捕まえてこなきゃですよ。ははは。」
その場で剣士の称号を与えられ、木製の大剣を送られた。
俺はようやく憧れの剣士になれたのだ。
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by yamazakura12
| 2006-10-02 20:10
| 山勘物語
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Comments(0)
クールに格好良くきめたいのに、やる事なすことお粗末すぎる男の日常を垣間見るブログです
by yamazakura12
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